【2026年版】JSONフォーマッター比較 — 無料で使えるおすすめツール5選
JSON(JavaScript Object Notation)は、現代のWeb開発において欠かせないデータ形式です。APIのレスポンス、設定ファイル、データ交換など、あらゆる場面で使われています。
しかし、APIから返ってくるJSONは改行もインデントもない1行の文字列で、人間には非常に読みづらいものです。そこで必要になるのが JSONフォーマッター(JSON整形ツール) です。
この記事では、2026年現在で使える無料のJSONフォーマッターを5つ厳選し、それぞれの特徴と使いどころを解説します。
JSONフォーマッターとは?
JSONフォーマッターは、圧縮された(ミニファイされた)JSONデータを読みやすい形式に整形するツールです。主な機能は以下の通りです。
- 整形(Pretty Print): インデントと改行を追加して見やすくする
- 圧縮(Minify): 不要な空白を削除してファイルサイズを削減
- 検証(Validate): JSON構文が正しいかチェック
- 変換: JSONからYAML、CSV、XMLなどへの変換
エンジニアの日常業務では、APIのデバッグ、ログの解析、設定ファイルの編集など、頻繁にJSONを扱います。効率的なツールを知っておくことで、作業時間を大幅に短縮できます。
1位: DevToolBox JSON Formatter(最もおすすめ)
おすすめ度: ★★★★★
DevToolBoxのJSON Formatterは、2026年現在、最もバランスの取れたブラウザベースのJSONツールです。
主な特徴
- 完全無料 & 登録不要: ブラウザで開いてすぐ使える
- オフライン動作: すべての処理がブラウザ内で完結するため、機密データも安心
- 高速処理: 大容量JSONも瞬時に整形(10MB以上のJSONでも問題なし)
- シンタックスハイライト: 見やすいカラーリング
- エラー検出: 構文エラーの箇所を自動検出して表示
- ワンクリックコピー: 整形結果をクリップボードにコピー
- 圧縮機能: Minify(1行化)も可能
使い方
- DevToolBoxのサイトにアクセス
- JSON整形ツールを選択
- テキストエリアにJSONをペースト
- 自動で整形される(またはボタンをクリック)
- コピーボタンで結果を取得
こんな人におすすめ
- APIレスポンスをサッと整形したい
- セキュリティを重視(データを外部サーバーに送りたくない)
- 複雑な機能は不要で、シンプルに整形だけできればいい
- ブックマークして日常的に使いたい
デメリット
- 高度な編集機能はない(あくまで整形・検証特化)
- ツリービューなどの視覚的な表示はない
DevToolBoxは、開発者向けの無料ツール集で、他にもBase64エンコード、UUID生成、パスワード生成など、よく使うツールが揃っています。ブックマークしておくと便利です。
2位: jq(コマンドラインツール)
おすすめ度: ★★★★☆
jqは、コマンドラインでJSONを処理するための強力なツールです。ターミナル作業が多いエンジニアには必須のツールと言えます。
主な特徴
- 超強力なクエリ機能: 複雑なフィルタリング・変換が可能
- パイプライン処理: curlやgrepと組み合わせて使える
- 軽量・高速: 大容量のJSONも高速処理
- スクリプト化: シェルスクリプトに組み込める
使い方
# インストール(macOS)
brew install jq
# 基本的な整形
cat data.json | jq .
# APIレスポンスを整形
curl https://api.example.com/users | jq .
# 特定のフィールドを抽出
cat data.json | jq '.users[0].name'
# 配列の各要素を処理
cat data.json | jq '.items[] | {name: .name, price: .price}'
こんな人におすすめ
- ターミナルでの作業が多い
- JSONの加工・抽出・変換が必要
- CI/CDパイプラインでJSONを処理したい
- シェルスクリプトでデータ処理を自動化したい
デメリット
- 学習コストがやや高い(独自のクエリ言語を覚える必要がある)
- GUIがないため、初心者には敷居が高い
- Windows環境では使いにくい
jqは、単なるフォーマッターの枠を超えた「JSONプロセッサ」です。使いこなせば、JSON操作のほぼすべてをカバーできます。
3位: JSON Editor Online
おすすめ度: ★★★★☆
JSON Editor Onlineは、ブラウザベースの高機能JSONエディタです。
主な特徴
- ツリービュー: JSONをツリー構造で視覚的に表示
- コードビュー: テキストとして編集
- 検索・置換: 大規模なJSONから特定の値を検索
- スキーマ検証: JSON Schemaでバリデーション
- 比較機能: 2つのJSONの差分を表示
- 変換機能: YAML、CSV、TSVへの変換
使い方
- サイトにアクセス
- 左側のエディタにJSONをペースト
- ツリービュー/コードビューを切り替えて編集
- 右側で結果を確認
- コピーまたはファイルとしてダウンロード
こんな人におすすめ
- JSONを視覚的に編集したい
- 大規模なJSONファイルを扱う
- JSONの構造を理解したい
- スキーマ検証が必要
デメリット
- インターフェースがやや重い(大容量JSONで動作が遅くなることがある)
- 広告が表示される(無料版)
- データがサーバーに送信される可能性がある(セキュリティ面での懸念)
JSON Editor Onlineは、単なるフォーマッターというより「エディタ」です。複雑なJSONを編集する場合に威力を発揮します。
4位: VS Code(エディタ内蔵機能)
おすすめ度: ★★★★☆
Visual Studio Codeには、標準でJSONフォーマット機能が組み込まれています。すでにVS Codeを使っているなら、追加ツール不要です。
主な特徴
- エディタ統合: ファイルを開いてそのまま整形
- フォーマット:
Shift + Alt + F(Windows)/Shift + Option + F(Mac)で整形 - 検証: リアルタイムで構文エラーを表示
- 拡張機能: JSONツール系の拡張が豊富
- JSON Schema: スキーマによる入力補完
おすすめ拡張機能
- Prettier: より高度なフォーマット設定
- JSON Tools: ミニファイ、エスケープ、ソートなどの追加機能
- YAML: YAMLとの相互変換
使い方
1. VS CodeでJSONファイルを開く
2. Shift + Alt + F(またはCmd + Shift + P → "Format Document")
3. 自動で整形される
こんな人におすすめ
- すでにVS Codeを使っている
- ファイルとして保存したJSON編集が多い
- エディタ内で完結させたい
デメリット
- エディタを開く必要がある(サッと使うには不向き)
- APIレスポンスなどの一時的なJSONには向かない
VS Codeは、ファイルベースのJSON編集には最適です。設定ファイル、package.json、データファイルなどを扱う際に便利です。
5位: Python json.tool(標準ライブラリ)
おすすめ度: ★★★☆☆
Pythonがインストールされていれば、追加のインストール不要で使えるJSONフォーマッターです。
使い方
# ファイルを整形
python -m json.tool input.json output.json
# 標準入力から整形
echo '{"name":"John","age":30}' | python -m json.tool
# APIレスポンスを整形
curl https://api.example.com/data | python -m json.tool
主な特徴
- 標準ライブラリ: 追加インストール不要
- シンプル: 基本的な整形と検証のみ
- クロスプラットフォーム: Python環境があればどこでも使える
こんな人におすすめ
- Pythonがすでにインストールされている
- 簡易的な整形で十分
- jqをインストールしたくない
デメリット
- 機能が最低限(整形と検証のみ)
- jqに比べて処理が遅い
- 高度な操作はできない
json.toolは、緊急時やシンプルな用途には十分です。ただし、本格的に使うならjqの方が圧倒的に便利です。
用途別おすすめツール
日常的なAPI開発・デバッグ
→ DevToolBox JSON Formatter(ブックマークして常用)
ターミナルでの作業
→ jq(学習コストはあるが、使いこなせば最強)
大規模JSONの編集
→ JSON Editor Online(視覚的に構造を把握)
ファイルベースの編集
→ VS Code(エディタ内で完結)
緊急時・環境がない場合
→ Python json.tool(最低限の機能)
JSONフォーマッターの選び方
以下のポイントで選ぶと良いでしょう。
1. セキュリティ
機密データを扱う場合、クライアントサイドで処理が完結するツールを選びましょう。
- 安全: DevToolBox、jq、VS Code、Python
- 注意: JSON Editor Online(データ送信の可能性)
2. 用途
- 一時的な整形: ブラウザツール(DevToolBox)
- ファイル編集: エディタ(VS Code)
- 自動化: コマンドラインツール(jq、Python)
- 視覚的編集: JSON Editor Online
3. 処理速度
- 高速: jq、DevToolBox
- 中速: VS Code、Python
- やや遅い: JSON Editor Online(大容量時)
4. 学習コスト
- 低い: DevToolBox、VS Code、Python
- 中程度: JSON Editor Online
- 高い: jq(習得すれば強力)
よくある質問
Q1: JSONフォーマッターは無料で十分?
A: はい、無料ツールで十分です。この記事で紹介したツールはすべて無料で、プロの開発現場でも使われています。
有料版があるツールもありますが、基本的な整形・検証なら無料版で問題ありません。
Q2: セキュリティは大丈夫?
A: ツールによります。機密データを扱う場合は、クライアントサイドで処理が完結するツールを選びましょう。
- DevToolBox、jq、VS Code、Python → データがサーバーに送信されない
- オンラインツール → サーバーに送信される可能性がある
重要なデータの場合、必ずオフライン動作するツールを使いましょう。
Q3: jqは難しい?
A: 基本的な整形だけなら簡単です。
# これだけ覚えればOK
cat file.json | jq .
高度な操作をする場合は学習が必要ですが、基本的な整形なら上記のコマンド1つで十分です。
Q4: 大容量のJSONも整形できる?
A: ツールによります。
- 10MB以上: jq、Python(コマンドライン系は強い)
- 数MB程度: DevToolBox、VS Code
- 数百KB程度: JSON Editor Online(ブラウザのメモリに依存)
大容量のJSONを扱う場合は、コマンドラインツール(jqまたはPython)を推奨します。
Q5: JSONからYAMLに変換したい
A: 以下の方法があります。
- JSON Editor Online: ブラウザで変換可能
- yq: jqのYAML版(コマンドライン)
- VS Code拡張機能: YAML拡張をインストール
- Python: PyYAMLライブラリを使用
頻繁に変換するなら、yqをインストールするのがおすすめです。
まとめ
2026年現在、JSONフォーマッターは無料で高機能なものが揃っています。用途に応じて使い分けることで、開発効率を大幅に向上させることができます。
推奨セットアップ
日常的な開発では、以下の組み合わせがおすすめです。
- DevToolBox(ブラウザでサッと使う)
- jq(ターミナルでの処理)
- VS Code(ファイル編集)
この3つがあれば、ほぼすべてのJSON処理をカバーできます。
特に、DevToolBoxは登録不要で今すぐ使えるので、ブックマークしておくと便利です。UUID生成、Base64エンコード、パスワード生成など、他の開発者ツールも揃っているので、開発の効率化に役立ちます。
JSONフォーマッターを活用して、快適な開発ライフを送りましょう。